北陸製菓 ユレーカ 昔のお菓子のネーミングって素敵

今日は北陸製菓(hokka)のユレーカをピックアップしつつ、ロングライフ菓子のネーミングについて物思いにふけってみました

…というか語らずにはいられない!
ユレーカと聞いてピンとくる人はあまり居ないかもしれませんね。

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今日はコレです。北陸製菓「ユレーカ」

北陸製菓といえば「ハードビス」、「シガーフライ」などが有名ですよね。
「ユレーカ」は三兄弟に数えられますが、三人の中では影のうすい地味なヤツです。
最近ではD&Departmentのナガオカケンメイさんが手がける「ホッカ60」プロジェクトの一環で、非常に可愛いロングライフなデザインのパッケージやホームページで素晴らしいブランディングをされています。

→北陸製菓HP
http://hokka.jp/
→D&Department
http://www.d-department.com/shop/item_detail/7856041083112360/

そんな地味キャラなユレーカを唐突に思い出したのはワケがありまして

昨年公開されたSF映画「インターステラー」、ご覧になった方も多いかと思いますが
わたくしSFに目がありませんで、「星を継ぐもの」「2001年宇宙の旅」「コンタクト」以来のヘビー級ハードSF映画!ということでワクワクしながら観たのですが、これが良かったのなんの。

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劇中、物理学者であるヒロインが重要な発見をした際「ユリイカ!」と叫ぶシーンがあるんですが、それがとても印象的だったもので、ちょっと調べてみました。
どうやら古代ギリシャの言葉で「わかった!」「私は発見した!」「みつけた!」といった意味があるのだそう。

かのアルキメデスが、浮力に関する「アルキメデスの原理」を発見した際に「ユリイカ!」と叫んだそうです。

うーん、素敵な話だし、「ユリイカ」という語感も不思議な良さがあります。

どっかで聞いたことあるなぁ、と
古代ギリシア語では[hěu̯rɛːka]、日本読みだと「ユリイカ」「ヘウレーカ」「エウレカ」「ユレーカ」などなど色んな読み方があるそうです。

そこでつながった!

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ユリイカならサカナクションの楽曲「ユリイカ」

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ヘウレーカは漫画「寄生獣」の作者岩明均の「ヘウレーカ」

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エウレカはアニメ「エウレカセブン」

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ユレーカといえば北陸製菓の「ユレーカ」!

すべて同じ語源だったんですなぁ…

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ユレーカはその幾何学的でレリーフのような形が特徴のミルクビスケットです。

味の方はミルク風味とほんのりした甘さで飽きのこない食べやすさ。
たかがお菓子なんですが、味と形、それに込められた意味や思いが、「ユレーカ」のネーミングに詰まってると思います。
半世紀以上前から変わらぬデザイン、これぞロングライフデザイン!といった感じですね。

昔のお菓子は今のお菓子に比べて、ウットリするような叙情的で素敵なネーミングが多い。

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比較的新しいものでは月面着陸の「アポロ」
僕が大好きな「サラバンド」は3拍子による荘重な舞曲ということで、クラシック音楽の専門用語みたいです。
鉱泉せんべいの「カルルス」はチェコのカルルスバードですし
霧の浮舟、ホワイトロリータ、雪の宿、パックンチョ、エンゼルパイ、コアラのマーチだって考えてみたらけっこう凝った名前ですよ
戦後に生まれた商品は特に、異国情緒への憧れが出ている気がするし、その後もウットリするようなロマンを追ったようなウィットに富んだネーミングが多い。

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それに比べて今のお菓子はドライで説明的なネーミングだ。

これらに比べると、今のお菓子はどんなお菓子なのか字面で分かるよう説明的な名前が多いです。
濃厚チョコブラウニー、くだものいっぱいゼリー、チョコレート効果カカオ90%、ポテトチップス濃いめコンソメ味
インパクトのある名前で購買意欲をかきたてたり、最近ではインターネットで検索されやすい、検索にひっかかりやすいネーミングをあえて付ける事もあるようです。
それらと比べると、やっぱり昔のお菓子のネーミングはロマンがあって良いナァ…と思うわけです。

というわけで!
ぜひインターステラーをレンタルしてご覧になる際はポップコーンとコーラではなく、ぜひ北陸製菓「ユレーカ」片手にパクパク食べながら鑑賞していただいて、壮大な宇宙の物語に思いをはせていただきたいなと思うわけです。

とにかくインターステラーに感動したってことを言いたくて無理矢理お菓子にかこつけてた感もありますがね。

ABOUTこの記事をかいた人

あまのや繁田商店の4代目。 駄菓子ビジネス拡大に燃える2児の父。 デザイン・ライター・カメラマン・マーケティング、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業を継ぐ。 旅とバイクとコーヒーが好き。 お仕事ください!