縁日で賑わったアノ「型抜き」が、いま密かなブーム!その攻略法を伝授。
![1](https://i1.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/1.jpg?resize=728%2C486)
![](https://i0.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2017/09/d8bf1389c976c076df545ba6eb489532.jpg?w=728)
さて、そもそも型抜きとは?
デンプンを砂糖で板状に固めたもので、さまざまなイラストが溝を掘って表現されています。
この非常に割れやすい材質のものを、形を崩さず外側を削るとり内側の絵だけを残すという遊びです。
戦後には全国で紙芝居屋とセットで遊んだ方が多いようですが、その後は縁日の露天によく見られました。(静岡では何故か縁日の露店が見られず、若い方で知らない方が多いです)
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それではさっそく攻略法いきますよ!
今回は映画「風立ちぬ」にあやかって難易度中堅の「ひこうき」をチョイス。
攻略法を知らないとほぼ失敗するけど、知っていると
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最初の一刺しが肝心。
さぁ、どこから攻めましょうか。皆さんはどこから針を入れますか?ここでいきなり溝に針をブスっと差し込むと力の逃げ場が無く、大抵あらぬ方向に亀裂が入って即ゲームオーバーです(笑)
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指で割るルールがOKであればそれも良し。
まずは尾翼部分、おしりを指で割ってしまいます。これが一番安全。写真は意図しない下の部分まで割れてしまいましたが、想定の範囲内です。問題なしです。コツは割れて欲しくない部分を指と爪でホールドしつつ、もう片方の指と爪で割ることです。
ちなみにテキヤの露天では指割りルールNGなところもあるので確認よろしく!
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飛行機下部全体、主翼部まで指で割ります。単純な形をしていますので、この程度なら指でいけます。
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ここが攻略法の一番大事なとこ!ここから目をかっぽじってよく見ててくださいよ。
これを知ってると知らないとでは大違い!
主翼前方からプロペラにかけて、複雑な形をしています。ここで指や針で無理に力をかけると崩壊してしまいますので、ちょいとひと工夫します。胴体からプロペラ、プロペラから端まで、何も無いところに自ら溝を掘ってしまうのです。(!)
![7](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/7.jpg?resize=728%2C485)
こうする事で複雑な形から単純な形へと作り変え、そこが割れるようにしてしまうのです。すると…?
![8](https://i0.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/8.jpg?resize=728%2C485)
指で割っても、ほれこの通り。
![9](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/9.jpg?resize=728%2C485)
続けてプロペラ前面。ここは尾翼と同じく安全パイです。指でいきます。
![10](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/10.jpg?resize=728%2C485)
この通り。ここでもやはり割れてほしくない部分は指と爪でホールド。
![11](https://i0.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/11.jpg?resize=728%2C485)
上側、ここも先ほどと同じく、胴体からプロペラにかけて溝を掘ります。
![12](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/12.jpg?resize=728%2C485)
多少の傾斜はあれど、この程度なら主翼の端までガバっともっていけます。
![13](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/13.jpg?resize=728%2C485)
主翼から尾翼にかけての大きな窪みも、処理の仕方はもうわかりますね。
先ほどと同じく無いところに溝堀り。
![14](https://i0.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/14.jpg?resize=728%2C485)
ほら、パキっといけます。
![15](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/15.jpg?resize=728%2C485)
ここからは最初から彫ってある既存の溝を慎重に掘り下げて、溝を深くしていきます。ここで焦って針に力を入れすぎたり、ホールドしている指にも力を入れると、全体的に脆くなっている胴体は真っ二つになってしまいます。地道に、地道に切り離していきます。
残すところ、プロペラ部分のチョビだけになりました。
![16](https://i2.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/16.jpg?resize=728%2C485)
仕上げです。この程度のくぼみなら、溝を深くするよりも、直接掘削(くっさく)してしまう方が安全と判断。
端から上からゴリゴリと削っていきます。
切り離すというよりは、ヤスリのように削り取るイメージ。
ある程度削れたら、崖を崩すようにボロボロと削れます。
しかし一番脆い部分ですから、集中力を切らさず、慎重に。
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ひこうき完成!
ひこうき完成!すごいでしょー!
うーん、この達成感。
感慨もひとしおです。
攻略法を知っていれば、この程度ならほぼ100%クリア可能です。
絵柄が変わっても、この技を応用していけば、そこそこいけるハズです。
![18](https://i1.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/18.jpg?resize=728%2C485)
近所のお祭りで、たまに型抜き屋やってます。
これやってる時の子供は、テレビゲームなんかよりもずっと目が真剣なんです。
失敗すると悔しくて泣いてしまって、何度もチャレンジする子も居ます。
もちろん大人も、子供の目になってはしゃぎます。
これだから型抜き屋はやめられないんだな~
![19](https://i1.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2013/11/19.jpg?resize=728%2C485)
さて型抜き攻略法、いかがでしたでしょうか?
静岡市葵区伝馬町界隈のイベントに多数出没していますので、見かけた際には是非チャレンジを!当店にて1箱100枚入り、900円で販売もしていますので、予行練習にいかがでしょうか~!
![](https://i0.wp.com/amanoya.org/blog/wp-content/uploads/2017/09/d8bf1389c976c076df545ba6eb489532.jpg?w=728)
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