カールが東日本から無くなってしまったあの日から、メーカーや問屋はカールに振り回されてますね~。
当店も電話やテレビの取材がほぼ毎日あります。
カール販売停止に関して個人的な思うことは、前回通り「カールに限らずスナックそのものが時代遅れのお菓子。今の子供はスナックに見向きもしない」「カールは惜しまれるだけ幸せもんだ!」「これは始まりにすぎなくて、スナックの絶滅淘汰は今はじまったばかりだ!」ということなんですが、ちょっと新たな発見があったのでご報告っ
お客様から「あれ置いてないのー?」と聞かれること多々あるので、当店はこういう本を常備しております。
「まだある。大百科」
古いお菓子がたくさん掲載されているので、ものすごく重宝してます。amazonで中古を数百円で購入。
これによると…
これによると、カールの誕生は1968年。
当時こどものおやつと言えば飴、餅、せんべい、米はざしなど米菓が主流で、明治製菓ではアメリカで流行している「スナック菓子」をいちはやく取り入れて商品化、大ヒット。
登場してから数年でまたたく間にこども達のおやつの常識を覆す圧倒的な破壊力をもって登場したそうです。
ちなみに発売当初はきれいに均一にカールされた形ではなく、不ぞろいなきしめん風の形態だそうで。
チーズあられとかヤマトの鯛あられとか今でもこんな感じなんで、きっとシーラカンス的に進化せずそのままの形で生き残ってきたのだろうなぁ…と思ったり。
と、それからピックアップもカールに続き販売終了というとです。残念です。
「カールの裏でひっそりと…」なんて冒頭の記事が目立ちますが、カールは販売中止を発表、ピックアップは特に公表せず終了ということで、明治製菓にとってカールはそれだけ特別な存在だったのだそうです。
そりゃそうですよね、日本で初めてのスナック菓子が、日本で初めて終わるわけですから。
なんというか、時代を象徴するお菓子だったんですね。
西日本から仕入れようかなウチ。