これからの菓子問屋がどうあるべきか

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先日、横浜に行ったついでに噂のコストコを覗いてきました。
話に聞いた通り、とんでもない規模と品揃え、価格、品質ですね。
大型ディスカウント店とも違う、会員制ならではの強みを感じます。
これがキャッシュ&キャリーという業態か…と感心しました。
我々問屋業を営む者としては、この業態は新しい現金問屋の形として非常に参考にすべき存在です。
菓子問屋に限らず中間業者がみるみる減っていく昨今で、今後どうあるべきか、考えさせられます。

木造、土間、奥には座敷。
歩道に飛び出し天上まで高く積まれたたお菓子の箱。
壁をいっぱいに埋め尽くすおもちゃの台紙。
菓子問屋は昔から独特で、一般の方を寄せ付けない、または憧れてしまう、ある種異様な雰囲気を持っていました。

戦後の流通業界の変遷、商店街に代わり大型店・ディスカウント店・コンビニが地方にも進出、小売店と問屋は影を潜め、わずかに生き残っている問屋も卸すべき小売店が少なくなり、アイデンティティを喪失しがちになっています。

そんな現代に生きる菓子問屋の正常進化としてどうあるべきか。
それも菓子問屋のままに。
と、そんな事を家業に入って約4年、色々考えながら見てきましたが、なんとか答えを出せそうな気がしてきました。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。