カルメ焼きの秘密と3つのメーカーの食べ比べ

みなさんはカルメ焼き、知っていますか?もちろん知っている方は多いと思います。

カルメ焼きの画像
カルメ焼きは主成分が砂糖で作られる砂糖菓子の一種で、形状には円形や棒状などさまざまなバリエーションがあります。学校の理科の授業で使われるように日常生活の中で存在感が大きい商品です。みなさんもご存知だと思いますがカルメ焼きはなんともシンプルに作れます。ですが、やってみるとこれが意外と難しいです。たとえば、重曹を加えた後、混ぜる作業ですが早くかき混ぜないといけなくて…、私は素早くやるのは非常に苦手なので学校の授業では大変でした。早くかき混ぜないとうまく反応せず、膨らみが不足するそうで魅力がなくなってしまうのでこれが一番重要です。

そんなカルメ焼き、工場ではこんな感じで製造されています。動画は大橋製菓の工場で作られている様子です!

 

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カルメ焼きと言えば円形や手軽に食べられる棒つきなどの形状をイメージする方が多いかもしれませんが、韓国では平べったく仕上げられ、絵柄をくり抜いたりする型抜き菓子として販売されています。「ダルゴナ」と呼ばれ、日本で言う「カルメ焼き」のことで韓国では昔から食べられているお菓子です。 ドラマ内では「뽑기(ポッキ)」と紹介されていました。 「뽑기(ポッキ)」とは日本語で「抜く」という意味で、型でかたどったものを抜いて遊ぶ意味です。星形やハート形など様々な形が作られており、こんなお洒落なカルメ焼きが存在するのか…!?とびっくり仰天でした!!いつかうちにも仕入れたいなと思います!

ところで弊社で取り扱っているカルメ焼きは翁、平安製菓

まず翁です。翁は群馬県藤岡市にあり、昔懐かしい「かるめ焼き」・「きなこ菓子」や「水飴」の製造を昔ながらの製法で製造している会社です。気になるお味ですが、カリッとかじると、主原料の砂糖の甘味が口の中に広く浸透し、後味も強く残るインパクト大の印象です。

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次に平安製菓です。平安製菓は愛知県名古屋市にあり、お店の写真をGoogleマップで検索すると、小さな建物があり、そこに平安製菓と書いてあります。サイトはありませんので想像ですが、もしかしたら少数の人数で製造しているのかもしれません。こちらのお味は翁と比べると甘味は控えめでさっぱりした味です。

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そして3つ目は大橋製菓。大橋製菓は栃木県宇都宮市にあり、昭和50年にカルメ焼きの製造を始め、40年以上も製造に携わっています。驚くことに一日に焼く数は4000千個にものぼり、日本全国に販売先を持つというカルメ焼きだけをずっと作り続けている会社です。これまでの三角の形をした2つのメーカーと違い、形は丸みを帯びたカルメ焼きです。そのお味は、サクサクして柔らかく、さっぱりした甘さでした。さてその中で私の好みは…どれもとても美味しいので非常に悩みますが、私は柔らかく甘味が控えめなものが好みなので、私は大橋製菓が好きです。もちろん、翁や平安製菓のも美味しいです。

 

さて、カルメ焼きのあれこれと3つのメーカーの食べ比べをしてきました。一昔、駄菓子屋全盛期の時代には、子どもたちのおやつとして重宝されていました。現代ではそれが少なくなってしまい、悲しいですが、弊社ではそんなカルメ焼きを大事にそして、未来の世代に伝えるよう尽力していきます。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。