ガム蜜販売中止

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少し前に入ってきたこの商品。
コリス「ガム蜜」

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1個10円
どことなく、というかモロに特定の芸能人を連想させるデザインで、当店でもサラリーマンなど大人を中心に盛り上がっていて、意外とこどもも盛り上がっていました。
この手のパッケージ、メーカーとしても勇気がいるんだろうなぁという感じですが
往年のフィリックスを思い出させ、いかにも駄菓子的で、ひさびさにアツい商品だなぁ!とある意味関心していたのですが

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あ、アタリが出ちゃいました。
ガム蜜さんのコメントも何パターンかあるようです。

悲しいことに、大人の事情で販売中止、全国的に回収の流れになってしまうそうです。ガーン!!!

そんなわけで、当店の在庫も回収の予定ですが、まだ何ケースかあります…
なんて言っちゃいけないんでしょうが、手に入れるなら今のうち!

~8月4日追記~

そろそろ全国の売り場から消え、探してる方が増えてきたのか、ブログ・ツイッター共にガム蜜関連のアクセスが増えてきました。
これが販売中止になってしまった理由って、結局のところ特定の芸能人さんを無断でキャラとして拝借してしまったから、というのは自明の理なんですが
どうも、僕らのような問屋・小売店それからブロガーさんが本人さんの名前をモロに出しちゃってるのがマズいみたいです。(byコリス営業マンさん)
メーカーがそうとは言わずとも、販売店が言ってるのであれば、お客さんにとっては同じですからねぇ

言わなきゃまだ良かったみたいです
これは○蜜さんではありません、ガム蜜さんです!みたいな。
それこそ昔のフィリックス→エフエックス、中国ディズニーみたいなノリなので…それはそれでどうなんですかって話ですが。

今回の事件は、けっこう近年→これからの駄菓子業界を左右する出来事だと思います。
昔から人気のあるキャラクターや人物を拝借するのは駄菓子業界ではよくあることですからね。
駄菓子も駄菓子メーカーも販売店も購入する子供も、本当に小さなお金を交換し合って成り立っている業界ですから
昔のおおらかな基準と違って、現代の厳しいロイヤリティというのは、ひとつの商品に占める比重がとても重い。
30円クラスのお菓子にポケモンやクレヨンしんちゃんなど張り付けたら50円モノになっちゃいますからね。
今流行の妖怪ウォッチなら60円。

ロイヤリティが高いからまけてくれ!だとか、ちょっと似てるくらい大目に見てよ!と言いたいわけではなくですね

メーカーさんは創意工夫で頑張って魅力的な商品を作ってくれ!ってことだと思います。
昔の駄菓子に比べて、想像力に欠ける商品が多いように思いますし、そんな中でも頑張って個性的な商品を作っている所は作ってる!
ガム蜜は面白かったけど…ちょっと現代には笑って許容できるほど寛容ではなかった。
世間が怖いから、思い切った商品が作りづらい環境なのは分かりますが、であれば、だからこそ、もっとアグレッシブな商品開発をしてもらいたいな~と思わせられました。

それだけに、今回のガム蜜事件は残念。

なので僕はうんチョコが好き。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。