つきさむ

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コーヒーや甘いものが好きなので休日平日問わずよくカフェを探しては足を運ぶのですが、静岡市で最も好きなカフェがここ「つきさむ」です。
今年の夏、三ヶ月~四ヶ月ほど店を開けて山荘に篭っていたそうです(笑)
よく、体調や気分によって食べたい物、行きたいお店が変わりますよね。
つきさむの食事は、誇張ではなく、いつでもどんな体調でも、食べたいんです。今この瞬間でも。
月に一度必ずこのお店にお邪魔する我が家としては下山を心待ちにしていたのですが、念願かなってやっと久しぶりに行くことができたので、ご紹介。

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白壁の映える店内はいたってシンプルで、質素で清潔な感じ。

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ブックカフェらしく、本棚には本がぎっしり。
絵本、雑貨の本、山の本、カフェの本、静岡の本、世界旅行の本。
店主の趣味の良さが伺えます。

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食事はバランス良くしっかり作られたもので、若者向けのカフェにありがちなチャラチャラした感じは一切ありません。
山の人は下界の人に比べると「食べる」とか「生きる」とか、もっとリアルに感じてるのではないかなと思います。
単純に見た目やライフスタイルというだけでなく、その時本当に体が求めている必要な物を必要なだけ作って食べる、なぜかそうするのか、余計な事は考えず、ただ必要だから。
そんな考え方が献立に表れているような気がして、いつもそんな事を考えながら頂いてます。

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ケーキも手作り。
コーヒー豆は鳥仙珈琲。
ランチセット+鳥仙コーヒー+ケーキで1000円とは…頭が上がりません@@;

ケンブリッジの藤原さんから教えてもらった、忘れられない言葉があります。

「お砂糖ひとつにも拘りなさい」

当時カフェを経営されていた藤原さんが師匠に言われた言葉、コーヒーにつけるお砂糖や水、グラスなどに至るまで、お客に満足してもらう為に頭から足の先まで考え抜いて店作りをしなさいという事。

世相に流されず、店主の考えている事が細かな点まで表現されている点で、つきさむは本当にスゴい。
言葉を交わすことはほとんど無いのですが、とても伝わるモノがあります。

つきさむ
http://tsukisamu6.exblog.jp/

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。