当店も古いお店なので、いたる所にこういったお社のようなものがあります。
良い機会でしたので、どんなモノなのか先代に確認してみました。

中庭のお社は地の神様で、お店を建てた時に立てたそうです。
地の神様というのは、日本の神道ですべての土地にはそれぞれを守護する神様が居るそうです。
その土地を開発したり家を建てる際に、神様の許可を得る為、あるいは封じ込めるために祀られるのだそうです。
ここだけの神様なのか、この辺り一帯の神様なのか、それに名前などはちょっとわかりませんでした。

店の入り口すぐの上にある箱の中に、護符が入っているそうです。
節分、厄除けなどの意味合いがあるそうです。

店の一番奥にある縁側の梁に付いている護符。
詳細わかりませんでした。

店の二階にある神棚。
左が島根の出雲大社から、大国主神(オオクニヌシノカミ)
右が三重の伊勢神宮から、天照大神(アマテラスオオミカミ)
それに西宮神社から、商売の神様であるえびすさん
伝馬町の氏神である玉賀美神社から…と
米、水、酒、塩、榊の葉や縁起物と一緒に祀られているのだそうです。
神様にも序列があって、お祀りするのにも順番や作法があるようです。
勉強不足なので、難解で理解を超えてました。
これはちゃんと調べてキチンとしないと駄目ですね…
伝馬町の隠れバー「slowlife」さんとこは、店主若いのに神棚がとても綺麗で、お供えも毎日しているし
先日紹介した三島大社前の複合商業施設「大社の杜」でも毎朝お社に向かって朝礼しているそうです。
合理化で営利を求めていた時代が長く続いていましたが、そろそろこういった事を大切にする時期なのではないかな、と見習わなければと思った次第です。