
大掃除で出てきた、こんなモノをご紹介します。
僕が小学生の時の夏休み自由研究「駄菓子屋は今」(笑)
確か夏休みも終わりごろに、横田の居酒屋こまつの息子奥野譲治と、SBSラジオのパーソナリティ山田門努の兄、山田太務と3人で突貫でやったものです(笑)
駄菓子屋が少なくなっている事をそれなりに憂いていたのでしょうか、なんとも重いテーマを扱ったものです(笑)
数件の駄菓子屋をとりまく現状をアンケート形式で取材して回りました。

八幡、山田菓子店
これは八幡のあの狭い通り沿いにあったとこですね。
おでんが売りの良いお店でした。
開業75年、39歳女性店主
今後どうしますか?続ける予定
前と比べて売り上げはどうですか?減少
その理由は?スーパーコンビニが出来たから。
店の自慢できる事は?長年やっているおでん。
このアンケートで唯一後継者が居て、今後も続ける予定と答えたお店ですが、10年ほど前に閉店してしまいました。

現在はすっかり綺麗な住宅になっています。
店主の山田さんは今でも元気!たまに当店にも来てくれます。

鷹匠、まんじゅう屋
開業40年、72歳女性
前と比べて売り上げは?悪い
その理由は?不景気
後継者は?いない
水落交番近くのサークルkから精華に向かう道沿いにあったお店ですが、今はもうありません。

八幡3丁目、角屋
開業25年、65歳男性
後継者なし
今後どうしますか?年金生活
前と比べて売り上げは?少ない
今まで駄菓子屋をやってきて良かったことは?お客様との会話。
悪かったことは?時代の変わりで悪い学生が多くなった
八幡の狭い道に入ってすぐのお店です。

今でも建物だけは残ってました。

草薙、屋号なし
開業30年、76歳男性、後継者なし
どこだったか、ちょっと覚えてません…先代に聞いても分かりませんでした。

安東一丁目、屋号なし、開業40年、72歳男性
今後どうしますか?閉店
前と比べて売り上げは?悪い
その理由は?思考の変化
これは長谷通りを静高側にちょっと入った所にあったお店ですね。
自転車で行って、よくこの駄菓子屋ゲームに熱中してました。
現在どうなっているか探しましたが、建物が変わったのか、ちょっと見つかりませんでした。

町名「?」って(笑)
屋号なし、開業20年、70歳女性
今後どうしますか?やめる
前と比べて売り上げは?悪い
その理由は?わからない
自慢できることは?色々な子どもたちが来てくれること
多分城東町の公園脇にあったお店だと思います。
学区外の普段行かない駄菓子屋って、プレミア感があってドキドキするんですよね。

城東町の公園の東側。
確かここだったような…

有東3丁目9-16、屋号望月、開業35年、72歳女性
前と比べて売り上げは?かわらない
その理由は?子どもだけのものですから。
今まで駄菓子屋をやってきてよかった事は?毎日が楽しく過ごせた事。
悪かったことは?なし
現在閉店。

田町5丁目、牧野玩具店、開業30年、57歳男性
前と比べて売り上げは?少々下落
その理由は?チェーン、スーパー
今まで駄菓子屋をやってきて良かったことは?多くの子どもたちと出会った事。
悪かった事は?時々万引き
写真がありません。
現像が間に合わなくて、先生に提出する時に「後で貼って再提出します」と約束しました。
約束は守って下さい本当に
現在閉店。

神明町、松本タバコ店、開業60年、84歳女性
写真なし。あ、指でレンズを完全に隠してしまったような気もする…
今後どうしますか?アパート暮らし
ここも、今はもう閉店しています。
おわりには、
『スーパーやコンビニが増えてきて、駄菓子屋に行く必要がなくなってきています。
また、今の子どもたちに好まれないお菓子や遊び道具があり、売れないというのが現状です。
このように、今、駄菓子屋は減りつつあります。
子どもが少ないことや、恥ずかしいなどの事もあり、これからも問題点が増えていくこともあります。
昔からの子どもたちに愛されてきた駄菓子屋が少なくなることはとても残念に思います。
家の中で遊んでばかりいないで、たまにはこのような、駄菓子屋に行ってみてはどうですか?』
と綴っています。
うーん、87年からこんな状況だったんですねぇ…87年ですよ!
駄菓子屋が無いなら一体最近の子どもたちはどこで何して遊んでるんでしょうか。
これら駄菓子屋の跡地をめぐる旅も、面白そうです。
と同時に、生き残っている駄菓子屋がまだまだ沢山ありますし、最近では新しいタイプの駄菓子屋もどんどん出来ていますしね。
見つけ次第、取材していきます!