意外に思われる方も居るかもしれませんが、当店ではこれまで梅ジャムを扱ってきませんでした。
なぜなら、静岡には梅ジャム文化が無いからです。
文化が無ければ需要も生まれず、物珍しさで仕入れても小売店さんは買ってくれないので、賞味期限を切らせてロスを出してしまうのです。
だったのですが、なんだか最近よくよく問い合わせを頂くので、試しに仕入れてみました。
実は手に取るのは僕も初めてだったり…
これが梅ジャムというものですか…
伝統的にはソースせんべいにつけて挟んで食べるそうなのですが、ウチにはソースせんべいも無いので、ミルクせんべいで代用。
この異なるメーカーのまったく違う商品を食べ合わせるのが基本の食べ方というのもまた信じがたい…
味の方は、確かに梅の酸味と甘さが素朴でいかにも昭和ロマンな食べ物といった所です。
これも、80歳のおじいさんがひとりで作っているメーカーなんですって。
つまりこれも後継者が居なければ二度と味わえなくなる商品。
こちらに詳しく載っていました。
めだか屋さんやpecoさんのような新時代の駄菓子屋が全国的に盛り上がってきても、メーカーがなくなってしまったら売るものがなくなってしまう…
梅ジャム級のド定番駄菓子は既存のメーカーからは今後生まれないものなのか?
駄菓子メーカーそのものが新しくできたりしないものなのか?
などと考えて梅ジャムせんべいにパクつきます。