現金問屋/YCC

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ちょっと用事で問屋さんに行ってきたのでご紹介。
ここYCCさんは東千代田の静岡刑務所のちょうど真ん前にある食品の現金問屋さんです。
恐らく流通や販売の関係でもない限り、行った事のある人はほとんど居ないと思います。

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超広大な面積に背の高い倉庫棚、お菓子、駄菓子、煎餅、半生菓子、ドリンク、レトルト食品やふりかけ、調味料などが所狭し。
とりあえず品揃えや雰囲気が普通じゃないです。こんなの見たこと無いってくらいびっくりすると思います。
しかも安いなんてもんじゃないです。
ドラッグストアやディスカウントなんて目じゃないくらい安いです。
なんせ本気で問屋価格ですから。

看板にも書いてある「現金問屋」というのは、「問屋価格で販売するけども、掛売りではなく現金決済で、購入したらそのまま持って帰ってくださいね」というものです。
コストコに代表されるように、最近ではキャッシュ&キャリー(C&C)と言ったりしてますね。

で、問屋というのは普通は末端の一般消費者は買えず、販売したり仲介したりする業者つまりプロにしか売らないのが流通業界の常識というか良識というか通念というか、とにかくやらなかったものです。
しかしディスカウントやドラッグストアと共に「価格破壊」なんて言葉が流行って流通の常識が崩壊した今、コストコに見られるように、一般消費者でも購入できるC&Cが増えてきました。

YCCではさすがに一般消費者は買えませんが、町内会や幼稚園などの団体でも購入できるので、一度覗いてみるのも面白いかも。かなり。
多分コストコより安いと思います。

で!
ウチが今度新装開店するときは、このYCCやコストコを参考にしたいと思っているのです。
問屋ならではの品揃え、価格、雰囲気。
それプラス、「作り手」がキーワードになっている昨今ですから、メーカーや作っている人がバックに見えるようなやり方。
問屋の使命、正しい問屋のあり方、新しい時代には問屋はどうあるべきか。
なーんて事を色々考えて、準備を進めてまいります…

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。