「おいべっさん」のおさらい

今回はドローカルなお祭り「おいべっさん」の話題です。

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明日19日は「えびす講」通称「おいべっさん」です。

おー、すごい。
今年は見慣れない告知のぼり旗が横田町から伝馬町までズラズラーっと立ち並んでいますね。
普段クルマが飛び交う伝馬町通りが歩行者天国になり、翌朝(!)にかけて屋台が立ち並ぶ…子供の頃は学校帰りに設営がはじまってる様を見て、ウキウキがたまらなかったものです。
年々規模縮小してつつじ通りの交差点までの歩行者天国になってしまい、通りを埋め尽くしていたお客さんも段々少なくなり、毎年寂しい思いをしていたものですが…今年は運営も重い腰を上げて告知に乗り出したようで、気合入ってます。
あ、「おいべっさん」は、近所の西宮神社でまつられている「えびすさん」がなまった言い方ですね。

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良い機会なので、ここらで一度「おいべっさん」「えびす講」「西宮神社」についておさらいしてみましょう。

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◎そもそも西宮神社とは?

お隣横田町にある神社の正式名称「西宮神社」ですが、えびすマルシェなんかも二月にいっぺん開催されてるので、なんとなく七福神の「えびすさん」をお祭りしていて、縁起が良いんだな~くらいの認識かと思います。
この「西宮神社」という神社名、なにも全国にただひとつのオンリーワンな神社ではなく、全国各地にありまして、兵庫県西宮市「えびす宮総本社」が総本山。
そこからえびすさんが全国各地に出張している、ということなんですね。
「おいべっさん」という名称も、「えびすさん」が訛って出てきた名前なんでしょう。

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◎七福神の中でも唯一、日本生まれの「えびすさん」

ありがたーい七福神のひとりで、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・子宝の神様として有名ですが、実は7名中唯一日本古来の神様なのです。
他6名様はインドや中国由来で、弁財天さんなんかはインド名はサラスヴァティーさん、大黒天さんはシヴァさんだそうです。

◎ご利益

ここ一番重要ですからね!!
古来からおいべっさんの日は、生業上嘘を用いる商人が参拝して身を祓い、罪滅ぼしの為お客に利益を還元する大安売りを行う、といった側面もあるようで、我々商売人やビジネスマンにとってはありがたい神様である。
とのこと。
商売繁盛&子宝。経済と少子高齢。今の日本に最も必要なご利益じゃないですか!!

◎ジンクス

おいべっさんは雨降りで有名なお祭りで、毎年必~ずこの日に限って雨が降る。なんと過去数十年間、その日の内のどこかで雨が降らない日はない。
一説には風神雷神様もお祭りしているから…などと、まことしやかに囁かれています。

というわけで、あくまで主人公はえびすさんですからね!
そもそも伝馬町通り→横田町の通りは参道ですからね、ご来場の際は必ず参拝しましょう!

レッツ参拝ビバ参拝!

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。