森永チョコボール くちばしの謎

先日友人とチョコボールの取り出し口について話題に上ったのですが…

写真 2のコピー

実はチョコボールのあの取り出し口は、いくつかのバリエーションの変遷があります。

わかります?この取り出し口
キョロちゃんの顔がついていて、くちばしのイラスト部分を掴んで開けるとチョコボールが出てくる…これはキョロちゃんのくちばしという事のようですが、ちょっと言われないと分からないし、そもそもくちばしに見えないよねって
これ昔は、箱の側面からニョキっと出てきて、まさにくちばしの様相を呈していたそうです。

こんな感じに。

昭和45年頃まで手作業で箱を作られていたところ、機械化と構造の簡略化に伴い、現在の形になったそうです。

チョコボールの歴史を紐解いてみました。

生まれは昭和40年9月、チョコレートボールという名で、一箱30円でデビュー。
当時日本ではチョコレートというと高級菓子のイメージがあって「そこらの駄菓子と一緒にしてもらっては困るよ」といった身分の高いお菓子だったので、子どもたちにもっと親しんでもらおうという事で森永製菓が頑張って開発したそうです。

チョコボールというとみんな大好き憧れの「おもちゃのカンヅメ」なくして語れないワケですが、これも紆余曲折あって

昭和42年 最初は「まんがのカンヅメ」としてデビュー
昭和44年 その後「おもちゃのカンヅメ」が登場
昭和51年 「おもちゃの玉手箱」「たまごのたまご」その他リニューアルを繰り返すが…
昭和54年 やっぱり君しかいないという事で「おもちゃのカンヅメ」がカムバック。低迷していた売り上げも持ち直し一気に定番人気菓子へ。

うーん、「おもちゃのカンヅメ」一度はもらってみたい!

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何十年も前にもらったキョロちゃん貯金箱は現役でカタヌキの賽銭箱として活躍中。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーペーパーの編集、量販店バイヤーを経験したのち、実家の家業である菓子問屋「あまのや繁田商店」を継ぎ4代目に。 旅とバイクとコーヒーが好き。